少し前に【FXトレードのメリット・デメリット】という記事を書きました。
FXをやめて半年以上たってこの記事を書いた時に、なぜ自分はまったく勝てるようにならなかったんだろう…と思い、トレードをしていた頃のことを改めて振り返ってみました。
FXトレードのメリット・デメリット勝てる手法を見つける為に今までにいろんなFX商材を購入しました。
同時にいくつも購入するのではなくて、その時に何か1つ気になる商材を購入して、その手法を検証したり実際のトレードで試してみたりしていました。
そしてその手法でトレードを続けてもなかなか良い結果が出ずに諦めてしまい、また次の手法を探して…の繰り返しでした。
FXのトレードはスキャルピング・デイトレード・スイングトレード・長期トレードの4つのトレードスタイルがあって、私は主にデイトレードとスイングトレードの手法に取り組んでいました。
基本的にデイトレードは1日の中でのトレード、 スイングトレードは数日から長くなると2,3週間ポジションを保有するトレードになります。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- 長期トレード
トレードする時間足も主な時間足だけで15分足・1時間足・4時間足・日足とあります。
デイトレードは15分足・1時間足のチャート、スイングトレードは4時間足・日足のチャートを使用して、自分に合うトレードスタイルや時間足はどれなのかいろいろ試行錯誤しながら取り組んでいました。
基本的に時間足は短い時間足になるほどトレードが難しくなると言われています。
- デイトレード:15分足・1時間足
- スイングトレード:4時間足・日足
いろんなFX商材の手法を検証したり試しても、一向に勝てるようにならなかった理由は【自分で決めたトレードルールを守れないこと】に尽きると思いました。
同じFX商材の手法でも使用する人次第で結果が違ってくると思っています。
トレードをするうえで絶対に守らなければいけないルールや自分で決めたルールを徹底して守れる人は、どのトレードスタイルの手法でも最終的には自分のものにしてしまうんだろうな…と。
たぶん勝てる人は何をやっても勝てるし、勝てない人は何をやっても勝てないというか…。
自分自身認めたくないところだけどまったく勝てなかったのは事実なので、私は後者だったと認めるしかありません…。
先日この【FXトレードのメリット・デメリット】の記事で勝っても負けても冷静に淡々とトレード出来る人でないと勝てるようにならないと書きました。
FXトレードのメリット・デメリットこのような理想的なトレードに近づける為には、その前に自分でトレードのルールを決めてそのルールを1つ1つ守っていくことが重要です。
この【自分で決めたトレードルールを守る】ということが、実際にトレードをしてみると想像以上にすごく難しいことだとわかります。
やはりトレードの結果によって利益が出るとお金が増える、損失を出すとお金が減るという状況は感情を揺さぶられます。
単純にお金が増えると嬉しい・お金が減ると悔しい…という感情が出てきます。
もうトレードに感情的になってしまう時点で、負けの世界に一歩足を踏み込んでしまってる状態なのかもしれません。
もし4時間足のチャートでトレードしていたら、4時間ごとにローソク足が更新されるので、本来はその時だけチャートを確認すれば大丈夫です。
日足なら1日に1回見るだけでいいのに、ポジションを保有しているとどうしてもレートとチャートが気になってしまって、見る必要がないのに見てしまいます。
私の経験上チャートを見過ぎると無駄にトレードをしたくなったり、その時に保有しているポジションに対して、利確を早めたりストップの位置を少し遠くに動かしてしまったりと、しなくてもいい余計なことをしてしまいます。
【ローソク足の更新時間以外はチャートを見ない方がいい】のは、トレードで勝てるようになる為の鉄則の1つだと思います。
エントリーをしてポジションを持ったら、すぐにストップを入れていました。
でもその後にそのポジションがマイナスになってしまってもう少しでストップに引っかかってしまうかも…という時に、最初に決めた損切り位置でしっかり損切りされて、マイナスを受け入れることが出来るかどうかが問題です。
つい条件反射的にストップを少しだけ遠くに動かしたり、損切りしたくない為にストップを外したりしてしまうと…。
万が一そのトレードが大きく1000pips動いてしまうような相場だった場合、もうそこで損切りするタイミングを失ってしまって、最終的にはロスカットで相場から退場になってしまいます。
これがよく言われるコツコツドカンで、コツコツ勝ちを積み重ねても1回の負けで、そのすべての勝ちが帳消しになってしまいます。
トレードする資金に対して損失額の割合を一定にすることは、安定したメンタルを保った状態でトレードする為にもかなり重要です。
自分で決めた損失額を守らずにハイレバレッジのトレードをすると、常にチャートが気になってしまい、①のローソク足の更新時間以外にチャートを見るようになりルールが守れなくなります。
チャートを見始めてしまうと余計なことをしてしまう流れになるので、レートとチャートを見ていなくても気にならない範囲の損失額に設定しなければいけません。
いろんな手法を知っていると1つの手法でなかなかうまくいかなかったり、チャートを見ていて他の手法のエントリーチャンスに思える状況の時に、エントリーしてしまうことがありました。
既に勝てていたり器用な人は同時に違う手法のトレードも可能かもしれないけれど、私の場合は注意力散漫になってしまいました。
それにあまり良くない結果になることが多かったです。
これは④と同じ理由で、複数の通貨でトレードすると注意力散漫になるからです。
1つの通貨のトレードで勝てるようにならない人が複数通貨では更に勝てるようにはならず、トレードを余計に難しくしてしまいます。
日足でトレードする場合は待ち時間が長いので複数通貨のトレードが可能かもしれないけれど、その手法がトータルで勝てる手法であることが前提だと思います。
トレードノートは必ずつけるようにしないと、無駄なトレードや過剰なトレードに繋がります。
そして1つ1つのトレードを振り返って反省や改善をしていくことで、安定した勝ちに近づけると思います。
ネットでトレードの記録をつけずに安定して勝てるようになる人はいないと書いてあるのを見たことがあり、確かにトレードをする上で基本中の基本だと思いました。
この【自分で決めたトレードルールを守る】ことはとても重要なのは、頭では十分理解しています。
そしてこのルールが守れない限り勝てるようにはならないから絶対に守ろう! と心に決めていても、実際のトレードになると100%徹底して守ることがなかなか出来ませんでした。
FXトレードはなんとなく至る所に罠のようなものがあるような気がします。少し気を抜くとハイレバレッジでトレードしてしまったり、チャートを見続けてしまったり…。
【自分で決めたトレードルールを守る】ことの難易度がかなり高いです。
FXの投資は始めた人の9割は負ける世界と言われているけれど、ほんとに難しいことを実感しました。
完璧に守れる人だけが残りの1割に入れることを考えると、私はかなり難しいことをしていたんだとやめてみた今は思います。
私が長く利用していた海外口座です。
FXトレードをする際はリスクがあることを理解したうえで自己責任でお願いします。