2019年にやっていた【きのう何食べた?】のドラマは当時観ていたけれど、その後の2020年正月スペシャルはまだ観ていませんでした。
現在アマゾンプライムで無料で観られるのでさっそく観てみました。
- ネタバレあります。
テレビ東京の2019年4月~6月の全12話のドラマです。
小さな法律事務所で働く料理上手で倹約家の弁護士の筧史朗(西島秀俊)と同居しているいつも気さくな美容師の矢吹賢二(内野聖陽)は”シロさん“”ケンジ“と呼び合う恋人同士。
そのシロさんとケンジの日々の食卓を描いた生活を中心に、人々との交流を通して2人の絆を深めていく物語です。
現在全12話のドラマのBlu-rayとレシピ本が出ています。
シロさんとケンジのその後の生活を全3話で描いています。
- 第1章:シロさんとケンジ、小日向(山本耕史)とジルベール航(磯村勇斗)の4人の交流とシロさんの両親にまつわる話
- 第2章:小日向とジルベール航のカップルの生活を描いた話
- 第3章:ケンジが食費を節約しながらシロさんの為にいろいろ料理をする話
同じテレビ東京系で男性同士の恋愛を描いたドラマでは、最近私もかなりハマった【30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい】がありました。
ドラマ【30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい】の好きなシーンBEST10どちらのドラマも観ていてとても癒されるけれど、この【30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい】がきゅんきゅんするドラマだとすれば、こちらの【きのう何食べた?】はほのぼのするドラマだと思います。
それと【きのう何食べた?】は1話のドラマの中に必ず調理風景と料理とおいしそうに食べるシーンが出てくるのがポイントです。
おいしそうな料理を観ているるだけで幸せな気持ちになれるというか…。
テレビ東京系のドラマは他にも【孤独のグルメ】や【忘却のサチコ】などの料理や食事のシーンが出てくるドラマが多いとか。
やはり【食】に関するドラマが多いのは、料理を作ったり食べたりすることは生活のなかで切っても切り離せないものなので、ドラマを観る側も潜在的に観てしまうところはあるのかもしれません。
【きのう何食べた?】はそのおいしそうな料理に加えて、お互いを想いやる2人のやりとりにほのぼのします。
シロさんとケンジ、小日向(山本耕史)とジルベール航(磯村勇斗)の4人の交流とシロさんの両親にまつわる話がメインです。
前回のドラマから少し間が空いているので4人が集まって食事をしているシーンから始まるのは、今まで通りのいい関係が続いているんだな…と思わせてくれます。
その食事会で小日向がシロさんの憧れの女優の三谷まみと会わせてくれて、嬉しくて興奮するシロさんに嫉妬するケンジ、どんな時もマイペースのジルベール、シロさんとケンジの前ではいつも大人の対応の小日向など、今まで通りの変わらない様子にほのぼのしました。
そして後半のシロさんと両親にまつわる話はちょっと切なくなりました。
親子間でもお金が絡むことはドラマの中ばかりでなく、現実でも難しい部分があります。
シロさんもお金に困っている両親を助けたいと思う反面、自分の生活や老後のこともあるし両親にもプライドはあるので…。
ここでのケンジからのアドバイスがとても良くて、違った視点から率直な意見を言ってくれる存在がいることは有り難いことだと思いました。
ちなみにこの話に出てくるお母さんがシロさんの誕生日プレゼントに送った【どんこ】という食材が干し椎茸のことだとは今まで知りませんでした。
それといつもケンジがシロさんの作った料理に詳しく食レポしてくれるところも好きなシーンです。
小日向とジルベール航のカップルの生活を描いた話がメインです。
この話の感想を一言で言えばジルベールは可愛いけれどちょっと我儘だな…でした。
アサリの件にしても一方的に嫌がるのではなくて、もう少し歩み寄ってもいいのでは…。
相手によるかもしれないけれど、自分の言動で相手を振り回すのは愛情の裏返しととるか、ただの我儘ととるかでかなり違ってきます。
ジルベールはまだ若いので憎めない部分もあるけれど、これは小日向がかなり心が広い人でジルベールの我儘を全部受け止めたいと思ってくれているからであって、いくら好きでもこの我儘に付き合えるのはかなり少数派ではないかと思いました。
前回の全12話のドラマを観た後に、この回を観ているので余計にそう思ってしまうのかもしれません。
あと笑ってしまったのが、小日向がジルベールの為にいろいろ食事を作り置きしてあげるシーンで、小日向がなぜかいろんなタンクトップ姿で筋肉を強調して魅せていたのがおかしかったです。
その反対にジルベールが着ていたTシャツは手作り感のある可愛いTシャツでした。
それと買い物の途中で偶然会ったケンジとジルベールの2人の会話も「刺激のある物より最後は定番」というケンジの言葉が印象に残っていて、ジルベールをたしなめるところも大人でした。
ジルベールが食事を作るシーンはドラマでは初めてなのでとても新鮮で、料理もとてもおいしそうに食べていました。
そして小日向がジルベールが作った料理を食べてもらう為に用意していた皿を見て感動しているシーンはほっこりするけれど、その反面それだけいつもジルベールがしてもらっている側なんだと感じました。
もしかしたら不器用なだけかもしれないけれど、もう少しジルベールが小日向の立場になって考えてあげて欲しいな…と思いました。
ケンジが食費を節約しながらシロさんの為にいろいろ料理をする話がメインです。
この回はほぼケンジがメインで健気なケンジの魅力に溢れていました。
シロさんの仕事がとても忙しくなって代わりにケンジが料理を作ることが多くなり、食費の予算を気にしながらもケンジなりに料理を作ることに楽しさを感じていきます。
いつもは2人で過ごしていた夕食の時間が料理を作っても1人で過ごすことが多くなり…。
そして1度は落ち込むものの開き直ってケンジが自分の為に豪華なオムライスを作るシーンは、とても楽しそうに料理を作っていました。
面倒と思いがちな調理から楽しんでいる感じです。
そして久しぶりに2人で夕食を一緒に過ごせることになって、そのオムライスをシロさんも食べることになります。
その時のシロさんの「五臓六腑に染み渡るとはこのことだ。うまい!こんなうまいオムライス食べたことないよ。」の言葉にちょっとうるっときました。
ケンジも泣きだしてしまったけれど、大切に想う人に自分が作った料理を喜んで食べてもらえるのはとても幸せなことだと思いました。
ケンジが食費を努力して節約したのを褒めてくれたのも、シロさんは忙しくてもちゃんとケンジを見ていてくれてるんだと感じます。
何気ない2人の日常だけど、その何気ない日常の生活が幸せなんだと改めて思いました。
久しぶりに【きのう何食べた?】のスペシャルドラマを観て、やっぱりとてもほのぼのするドラマだな…と思いました。
前回のドラマ以上にシロさんとケンジの絆がより深まっている感じがしました。
ドラマに出てくる料理もおいしそうだし、シロさんとケンジがお互いを思いやっている様子や相手の為にしている行動も、ほっこりして温かい気持ちになるとても素敵な作品です。
もしこの【きのう何食べた?正月スペシャル2020】と【きのう何食べた?】の両方をまだ観ていない方はこの3話から観るよりも、物語の背景を知ってから観る方が理解も深まると思うので、2019年の【きのう何食べた?】の全12話を観てからこちらを観ることをおすすめします。
観ていると何か料理をしたくなったり食べたくなる素敵なドラマです。
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