引用:公式サイト http://www.muthu4k.com/
インド映画で知っている映画というと、ここ最近は2年前にヒットした【バーフバリ】と答える人が多いかもしれません。
でもその前まではこの【ムトゥ踊るマハラジャ】が日本で知られている有名なインド映画でした。
- ネタバレあります。
個人的な評価です。
- 制作:1995年
- 公開:1998年(日本)
- 時間:166分
- 監督:K・S・ラヴィクマール
- 制作国:インド
- ジャンル:ドラマ
大地主の屋敷で働くムトゥは、常に大地主に仕え行動を共にしていました。
ある日ムトゥは旅回り一座の女優ランガと出会い恋に落ちるが、大地主のラージャもランガを好きになってしまいます。
その裏ではラージャの伯父がよからぬことを考えていて…。
ムトゥはその伯父の策略で屋敷を追い出されそうになるが、その時ラージャの母によりムトゥは出生の秘密を知ることになります。
私のなかでインド映画といえば、真っ先に思い浮かぶのがこの【ムトゥ踊るマハラジャ】で、日本で公開されたのが1998年なのでもう22年も前の映画になります。
今までも既にDVDで観ていて今回また久しぶりに観たけれど、何回観ても楽しめます。時間も約3時間と長いけれど合間の歌とダンスがメリハリになってます。
インド映画の定番の歌とダンスはもちろん、ラブコメディやアクション、家族間のもめごとやムトゥの出生の秘密など、インド映画の面白い要素や魅力が詰まっています。
この映画のキャッチコピーが【見る極楽浄土】なのも納得です。
南インドで絶大な人気を誇りスーパースターと言われているラジニカーントさんが演じるムトゥがとても魅力的な役で、明るく気さくな人柄で周りからも愛されるムードメーカー的な存在です。
そして喧嘩がとても強いムトゥのアクションシーンや相手役のヒロインのランガと借金取りに追いかけられるシーン、その後の2人の逃避行で恋が芽生えた時の【クルヴァーリ村で】の歌とダンスもこの映画の見どころの1つだと思いました。
ムトゥが手ぬぐいをヌンチャクのように手さばきをするシーンが所々に出てきます。ムトゥが気合を入れたい時にやる決めポーズ的な感じなのかな?と思いました。
映画のポスターに写っているヒロインのランガ役の女優のミーナさんは、これこそインドの美女というくらい綺麗です。
インドの女性は細身よりもぽっちゃりしてる女性が好まれると聞いたことがあるけれど、このミーナさんはまさに理想通りの美しい女性だと思います。
ムトゥと大地主の息子ラージャとランガとで三角関係になるけれど、2人が好きになるのもわかります。
映画の劇中に流れる歌とダンスでこの曲が特に好きで、白と金・緑・青・黄・黒・赤と6回変わる衣装と背景がとても色鮮やかです。
そしてラジニカーントさんももちろんいいけれど、 何と言ってもミーナさんの魅力がこの歌とダンスに溢れていてとても綺麗です。
なぜか所々腰のショットが多いけど…。
この【ティッラーナ・ティッラーナ】の歌とダンスの部分だけでもインドの魅力を味わえます。
この映画は観る機会があれば映画館で観たかった映画です。
【ティッラーナ・ティッラーナ】の歌とダンスを映画のスクリーンで観たらかなり迫力がありそうです。
インド映画に興味のある方は、日本にインド映画を広めてくれたこの【ムトゥ踊るマハラジャ】から観てみるのもいいかもしれません。