インド映画【マッキー】を観た感想

マッキー

引用:復活上映公式サイト https://www.tc-ent.co.jp//sp/makkhi_again/ 

この【マッキー】という映画は【バーフバリ】を制作したS.S.ラージャマウリ監督が2012年に制作したハエが主人公の映画で、1人の男性を執拗に復讐する姿はちょっとユーモアもあり怖くもあります。

そして1匹の小さなハエにこれだけのことが出来るのか…と思います。

映画レビューについて

  • ネタバレあります。

【マッキー】の基本情報・評価

映画の評価:星3.5
総合評価
(3.5)

個人的な評価です。 

  • 制作:2012年
  • 公開:2013年
  • 時間:125分
  • 監督:S.S.ラージャマウリ
  • 制作国:インド
  • ジャンル:アクションコメディ

【マッキー】のあらすじ

2年間ヒロインのビンドゥに想いを寄せていた青年ジャニは、ビンドゥがこの青年のせいで自分に振り向かないことに苛立った建設会社社長のスディープに殺されてしまいます。

その後ハエに生まれ変わったジャニはいろんな方法でスディープを追い詰めて復讐していきます。

ハエ対人間の戦いを描いた復讐劇です。

【マッキー】を観た感想

この映画は殺されたジャニがハエに生まれ変わって自分を殺したスディープに、あの手この手で復讐していく話でストーリーがとても単純明快です。

ハエが復讐するというところはインド的な面白い発想な感じがして、ジャニがハエに生まれ変わってからのストーリーのテンポもとてもいいです。

ハエ目線で見える映像も新鮮です。

冒頭でジャニがビンドゥに2年間も想いを寄せていてどんな対応をされても、自分の都合のいいように解釈していてすごくポジティブなのは、一歩間違えればストーカーのようにも見えます。

でもジャニがポジティブな性格だったからこそ、ハエに生まれ変わっても悲観することもなく、それがプラスに生かされている感じでした。


そして映画に出てくるハエの姿が本当にハエのところは、虫が苦手な私としてはちょっと抵抗が…。

でもまったく見られないレベルではないので物語が進んでいくうちにだんだんと見慣れてきました。

ただ本当に駄目な人は駄目かもしれません。

それよりもこの小さな1匹のハエの行動で、一歩間違えたら男性1人を死なせてしまうことが出来ることに凄いと思いました。

本当にここまでやるのかと…。

ちょっと困らせてやろう…というレベルではなく本気で命を奪いにきていて、力だけでは人間には到底敵わないので知恵を絞って工夫していろんな仕返しをしていました。


ハエの標的にされてしまうこのスディープは、裕福な実業家でイケメンの自信家でもあり、自分に振り向かないビンドゥが気になっていたジャニを簡単に殺してしまうくらい悪人なので、同情する部分があまりなく自然とハエを応援したくなります。

そのいろいろ仕返ししていくなかで一晩中ハエにつきまとわれて眠れないシーンは、私の実体験で蚊でも耳元で聞こえてきたら目が覚めてしまうので、やっていることは地味だけれどこれはかなりのストレスだろうな…と思いました。

その後も車の運転を邪魔して交通事故を起こさせたり、ベットのたばこの火が布団に燃え移るようにぼやを起こさせたりと、じわじわとスディープを攻めていきます。


そしてようやくハエがジャニの生まれ変わりだとビンドゥが気づくシーンは、ジャニが文字を書いたりジェスチャーで必死に自分のことを伝えようとする姿が良かったです。

ハエになってからのジャニは心の声も一切なくほぼジェスチャーのみだけれど、何かしら言いたいことは伝わるものなんだと思いました。

そしてビンドゥも復讐に協力し始めてからは、手先の器用なビンドゥが作るゴーグルや金属の爪を装備したり、トレーニングマシンで筋トレしたりしてハエの力が一層パワーアップしていました。

その姿はクスッと笑えるユーモアもあり、なんとなく【キモ可愛い】という言葉が当てはまります。

その後はさらに復讐が過激になってくるので、スディープは悪いことをしたんだから仕方ないと思う反面、常にハエに怯えるようになってしまって少し気の毒になってしまう部分も…。

ラストはとうとう捕まってしまってちょっと切なくなるシーンもあるけれど、ジャニはハエになっても悪人のスディープからビンドゥを守りきる、人対ハエの壮絶な戦いという感じでした。

まとめ

復讐劇だと描き方によっては好みが分かれそうだけど、この【マッキー】は、小さいハエが活躍するというユーモアの部分があることで、面白くなって中和されている感じがしました。

そしてその復讐する相手も徹底して悪人なのもポイントです。

ここ最近は【バーフバリ】で映画館の応援上映があったように、映画の内容的にもしこの【マッキー】で応援上映があったら盛り上がるだろうな…と思いました。

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